1.春雷

作詞:山木康世
作曲:山木康世

突然の雷が 酔心地 春の宵に
このままじゃ夜明けまで 野ざらしずぶ濡れ

春の雷に 白い花が散り
桜花吹雪 風に消えてゆく

過ぎた日を懐かしみ 肩組んで涙ぐんで
別れたあいつは今 寒くないだろうか

春の雷に 帰るあてもなく
桜花吹雪 家路たどるふり

声なき花の姿人は 何を思うだろう
まして散りゆく姿 この世の運命を

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで


2.風の船(海よりも深く…)

作詞:山木康世
作曲:山木康世

船は行く波の上 あなたが好きだった街
あこがれの金沢へ ぼくを連れて走れよ

暮れて行く夕闇に 佐渡ヶ島が見える
潮風に月あかり 夏の夜は始まる

忘れるために来た 一人の旅なのに
それでも あなたの面影 夢に見る
流れ星 おやすみ 遠く 潮騒の空に

船は行く波の上 飛魚がはねる
北陸の海をすべり 交わる空は悲しい

北の国へ帰る 青く光る風よ
もう一度あの人に伝えて この心
今でも あなたを愛してる 海よりも深く

北の国へ帰る 青く光る風よ
もう一度あの人に伝えて この心
今でも あなたを愛してる 海よりも深く


3.思い出通り雨

作詞:山木康世
作曲:山木康世

君の目は寂しそうに 遠くを見てる
あの人を追いかけて 遠くを見てる

思い出通り雨 も一度 降れ降れ
気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ

君はただひとりぼっち ベンチに座る
あの人と話をした ベンチに座る

思い出通り雨 も一度 降れ降れ
気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ

君の手は悲しそうに 手紙を捨てる
あの人の匂いのする 手紙を捨てる

思い出通り雨 も一度 降れ降れ
気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ

君は今 雨の中を 歩き始める
あの人を忘れようと 歩き始める

思い出通り雨 も一度 降れ降れ
気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ

思い出通り雨 も一度 降れ降れ
気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ


4.柿の実色した水曜日

作詞:山木康世
作曲:山木康世

今度君に いつ逢えるかな
偶然街で 逢えたなら
やあ こんにちは 元気そうだね
それとも 知らん顔をして
いつものくせで 腕組んで
空を見上げるの

今日でふた月 別れた日から
忘れるようにしたけれど
声が聞きたい夜があったら
たまには電話してもいい
いつものくせで ぶっきらぼうに
もしもし はいそうです

覚えてるかな 逢った日の
空と山の色
柿の実色した水曜日
初めて君を見た

いつか君も 大人になって
結婚する日 来るだろうな
冬と夏に 葉書を一枚
暇があったら 返事ください
いつものくせの右下がり
君の文字が見たいから

覚えてるかな 逢った日の
空と山の色
柿の実色した水曜日
初めて君を見た

初めて恋をした…


5.赤い傘


6.沫雪


7.水色の木もれ陽


8.風を見ていた安兵衛


9.風来坊

作詞:山木康世
作曲:山木康世

この空どこまで高いのか
青い空 お前と見上げたかった
飛行機雲のかかる空
風来坊 サヨナラがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
雲がちぎれ 消えるだけ
空は高く 高く

この風どこまで強いのか
北の風 お前と防ぎたかった
ピュー ピュー 身体を刺す風
風来坊 うつむきがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
背中丸め 直すだけ
風は強く 強く

この道どこまで遠いのか
恋の道 お前と暮らしたかった
振られ捨てられ 気付く道
風来坊 強がりがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
瞳熱く うるむだけ
道は遠く 遠く

この坂どこまで続くのか
上り坂 お前と歩きたかった
誰でも 一度は上る坂
風来坊 独りがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
影が長く 伸びるだけ
坂は続く 続く

坂は続く 続く……


10.恋人たちのメロディー


11.ちょうちょ


12.枯葉のメロディー


13.成人式


14.汽車


15.白い冬

作詞:工藤忠行
作曲:山木康世

一人で想う 秋はもう深く
過ぎ去れば 空しく消えた日々
あなたに逢えた 秋はもう遠く
迎えつつあるは 悲しい白い冬

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた


16.街はひたすら

作詞:山木康世
作曲:山木康世

ひと雨ごとに風は冷たく吹いて
空の蒼さに 木の葉を落とし
季節を変えています

人波の中重い足どり
通りすぎて 振り向けば
いつの間にか ひとりぼっち
街はひたすら 冬を目指し

生きる道での 辛い別れを思い
そっと机に 涙を落とし
雨音 聞いています

人はそれぞれ めぐり逢えても
曲がり角で 手を振れば
いつの間にか ひとりぼっち
街はひたすら 冬を目指し

人はそれぞれ めぐり逢えても
曲がり角で 手を振れば

人はそれぞれ めぐり逢えても
曲がり角で 手を振れば
いつの間にか ひとりぼっち
街はひたすら 冬を目指し


17.ほととぎす


18.初恋

作詞:細坪基佳
作曲:細坪基佳

貴方が嫁ぐ6月の雨の朝
綺麗な花嫁衣装に身を包み
そして その隣には 僕が立っていると
いつも心に そう決めていたんだ
ただひとりの女性(ひと)と 決めていた
男ものの大きなシャツが好きで
困った時 首をまげるのがクセで
誰よりも優しさが似合う女性で
誰にも負けない位 愛してたのに

ずっと 僕の側に
ずっと 居てくれると 信じてたのに

忘れる事が今の僕にとって
たったひとつの慰めだとしても
いったい何から 捨てれば良いのだろう
貴女の為に作った メロディーも
思い出になってしまうのか

さりげないサヨナラを言うつもりで
傘を持つ貴女の手に触れたとたん
冷たい雫が頬にポツリと落ちて
涙なんかじゃないと 駆け出すのがやっとで

ずっと僕の側に
ずっと居てくれると

ずっと僕の側に
ずっと居てくれると 信じてたのに


19.おまえと生きる


20.運命河


21.雪どけ水


22.水車


23.小春日和


24.5月(May Song)


25.Simple Song


26.南風の頃

作詞:村上実
作曲:山木康世

南風吹いたら 流れ雲流れて
本棚の写真帳 色あせたまま
陽だまりのかげろうに あなたを想いつつ
縁側でひとりぼっち ひなたぼっこ
この町になれようと 泣き笑いおぼえて
かわらぬ生活(くらし)に季節をみつけた

僕の背中で想い出が ゆらゆら揺れてます
昨日の涙で面影も ゆらゆら揺れてます

南風吹いたら 吹き流し流れて
本棚の日記帳 書き残したまま
こぼれ落ちる押し花に あなたを想いつつ
足組んで ひとりぼっち ひなたぼっこ
この町になれようと 泣き笑いおぼえて
かわらぬ生活に季節をみつけた

僕の背中で想い出が ゆらゆら揺れてます
昨日の涙で面影も ゆらゆら揺れてます


27.やさしさとして想い出として

作詞:山木康世
作曲:山木康世

もうあなたと逢えなくなる
二人で夢に見た 手さぐりの
青春は通りすぎた 昨日の風のように
もう あなたは冗談も言わず
九月のことに かかりきりみたいで
夜の街は 淋しすぎて
その上 冷たすぎて

爪の伸びた小指をかみながら
こぼれる涙に言い訳していた
知らないこととはいえ 短すぎた
ぼくが一年離れているうちに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

もうあなたの涙もろさや
人一倍の負けず嫌いなとこも
あなただけの やさしさとして
帰らぬ 想い出として

少女のような笑顔にあの店で
知らず知らずのうちに好きになり
寒い夜にだきしめて見つめあって
小さな愛を確かめてきたのに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて


28.ここは,沖縄


29.五色のテープ


30.ひとりの君へ


31.ミスター・グッドバーを探して


32.旅鴉の唄

作詞:山木康世
作曲:山木康世

たった一度の人生を
これが運命(さだめ)とあきらめ
愛をどこかに置き忘れ
生きることに疲れて
がんじがらめの世の中を
渡り歩く旅鴉
雪の積もる山路を
走りたくないか
木枯らし吹きまくる
冬疾風の中で

どうせ生きなきゃならないし
一人死ぬには勇気もない
時の流れに身をまかせ
水の流れに身を映し
心ふさいで目を閉じて
思い悩む旅鴉
風に転がる石よりも
根無し草でいい
季節が繰り返し 生まれ変わる今は

沈む夕陽をみつめてる
一人ぼっちの旅鴉
心優しきあの女(ひと)を 愛してみないか
酔いつぶれた町に 背中向ける前に
酔いつぶれた町に 背中向ける前に


33.懐かしき人よ


34.待ちわび通り

作詞:細坪基佳
作曲:細坪基佳

待ち合わせ 久し振り 遅れて
改札すり抜ける あなたを見つけた
何時からだろう
駆けてゆく あなたの背中を
ながめてばかりいたような
そんな気がする

肩寄せて ほほえんで 傍に来て
言わないで誰かのことは それ以上
恋人と呼ばれてた あの頃のままに
優しいしぐさだけ 見せてよ

待ちわび通りは 行き止まり
ほろ苦い言葉だけど
サヨナラを言わせてよ
秋深く人恋しくても
もうあなたを 呼び止めたりしない

思い出のひとつひとつたぐり寄せ
言葉にすればあなた 無口になる
意地悪な気持ち それも愛かしら
あなたの瞳に愛を探していたのに

誰かがそっと腕を回せば
サラリとすり抜け駆けてゆく
ずっとそのまま
振り向いてしまえば
立ち止まるから
きっときっと立ち止まるから

待ちわび通りは 行き止まり
ほろ苦い言葉だけど
サヨナラを言わせてよ
秋深く人恋しくても
もうあなたを 呼び止めたりしない


35.家路


36.ジャマイカの風

作詞:山木康世
作曲:山木康世

行ってみたいなジャマイカ
大きな船に乗って
南の国は遠い 常夏の国

行ってみたいなジャマイカ
空ははるかに広い
ココナッツの木の下で 愛をささやく

遠い海を渡ってくる
君からの便りは
南の風に乗って ジャマイカの風

行ってみたいなジャマイカ
白い開襟シャツで
夢は頭を巡る ジャマイカの風

行ってみたいなジャマイカ
見知らぬ人に逢って
コンニチハとサヨナラ
言ってみたいな

遠い海を渡ってくる
君からの便りは
南の風に乗って ジャマイカの風

遠い海を渡ってくる
君からの便りは
南の風に乗って ジャマイカの風
ジャマイカの風
ジャマイカの風


37.サヨナラの時は北風の中で


38.ココナッツ・ムーン

作詞:山木康世
作曲:山木康世

君に手紙を書いたのに
うまい言葉が見つからず
あい変わらずの へたくそな文字
笑わないでくれ

黒のインクは便せんに
次の言葉に待ち疲れ
にじみ出して
それは僕の心の戸惑い
ガラス窓から射し込む
ココナッツ・ムーン
今日は朝まで 眠りつけそうにない
あの娘の部屋に射し込む
ココナッツ・ムーン
どうぞ優しく包んで
起こさないで 忍び込んで 心に

耳を澄ませば遠くから
甘くささやく虫達は
恋の駆け引き 草いきれの中
震えながら
夜のしじまに広がる
ココナッツ・ムーン
今日は独りで 眠りつけそうにない
都会の海原広がる
ココナッツ・ムーン
どうぞ優しく包んで
起こさないで 忍び込んで 激しく

君に手紙を書いたのに
うまい言葉が見つからず
あい変わらずの へたくそな文字
笑わないでくれ


39.木の葉が風に


40.何故愛は…


41.緑輝く日